20204年7月12日、資産運用EXPOというイベントに参加してきました!
そこで、岸博幸先生の講演がすごく面白く「これはみんなに知っておいてほしい。」と思ったので、シェアしていきます!
- 年金に頼るな、今から自分で資産形成すべし
- 海外だけでなく日本への投資の方がむしろ良い
- 日本の経済は今どん底→この先復活する!
- トランプが大統領になったら投資のチャンス
- 我々がとるべき投資スタンスは「リスクの最小化」
2060年、基礎年金は崩壊する
2024年7月、政府は財政検証を発表。
表面上は「2060年で働く世代の平均年収の50%を支給できるようにする」といってるが、見通しが甘すぎる。
経済状況が良くなければ、2060年の支給額(絶対額)は今より1割減る。
自営業など基礎年金だけの人は、2-3割減る。
物価上昇は続くのに、これは相当のヤバい状況。
2060年、基礎年金は崩壊する。
しかし、国は対策については何も言っていない。
つまり…
「年金はやばいので、自分で構築しましょう」ということ。
NISAが改正されたのも、「国は年金を用意できないから、自分で頑張れ!」というメッセージだよね…!
「海外投資の方が良い」それ本当?
日本は今後、人口が減少することもあり、
「日本より海外への投資の方が良い」
と世間では言われている。
しかし…
むしろ、海外より日本に投資する方が利益をとれる可能性が高い。
事実、日本株は”割安”である
PBRで見ると、明らかに日本株は割安である。
PBRとは:「Price Book-value Ratio」の略。企業の資産内容や財務状態をもとに、株価水準を測る指標のこと。「株価÷1株当たり純資産」で求められる。
今後も物価上昇、円安が当分は続いていく。
物価が上がれば、売り上げは増えやすい。
つまり、日本株は今後もっと上がっていくと予想できる。
ちなみに…「当分中国は、やめとけ。」と言っていたよ…!
日本経済は今が「どん底」
政府は「30年続いたデフレが終わった、やっと日本が復活した!」と言っているが、これは大嘘。
日本経済は、今が「どん底」。
日本は台湾・韓国に抜かれている
経済の指標として、GDPは当てにならない。
GDPとは:一定期間で各国で生産された付加価値の総額のこと。その国でどれくらいの規模の経済活動が行われたか示す数値。
GDPで見ると、日本は現在4位。
しかし、本当に見るべき指標は「一人当たりGDP」である。
日本の一人当たりGDPは、現在世界で38位(2000年は2位)。
台湾、韓国に抜かれてしまった。
日本の一人当たりGDPは約33,000ドル。
これに対し、アメリカやシンガポールは80,000ドル。
倍以上の差になっている。
なぜ、日本経済がこれだけ弱くなったのかというと、デフレが続き、日本経済の生産性が落ちたから。
今後、日本の企業の株価が上がる理由
こんなに経済のどん底にいる日本。
しかし、株価は上がっている。
つまり、ちゃんと利益を出し続けているということ。
これから日本が経済が回復していけば、当然利益ももっと上がっていく。
投資すべき会社は○○
「まともな経営者がいる企業は、絶対に株価が上がる」
そろそろ賃上げを行い、対策していくはずだ。
その結果、絶対に株価は上がる。
エリート社長がいる大企業はNG。
エリートは行動を変えられない。
叩き上げの社長がいる企業に投資するのが良い。
叩きあげの人の方が、リスクをとって成功するものだ。
30年間のデフレで伸びたのは飲食店(ミシュランの店舗は日本が一位)であることが物語っている。
日本経済は、復活する
日本経済は、全体で600兆円。
これに対し、日本企業は550兆円保有。
そして、企業は現金で330兆円保有している。
日本の企業は、金を持っている!
これは、デフレ時代にお金を使ってこなかったからである。
まともな経営者(叩き上げの社長)がいる企業は、そろそろ賃上げやDX化を進め、生産性がどんどん上がっていく。
経済復活(生産性を上げる)には、「アウトプット÷インプット」で考えれば良い。
アウトプットを増やすか、インプットを減らすか。
インプットを減らすシンプルな方法は、DX化(デジタル化)。
日本はデジタル後進国(世界第32位、カザフスタンと同レベル)。
今後、デジタル投資をしていけば、企業はどんどん利益を増やせる。
アメリカの大統領選は投資のチャンス
2024年11月5日に予定されているアメリカ大統領選挙。
トランプが大統領になる可能性が高いと考えている。
そうなると、市場が大混乱する=投資チャンス!
トランプは、
- 関税(輸入に関する税金)をあげる
- 国内の減税
をやると思う。
株価、為替がグルーバルで大混乱することになるだろう。
特にトランプは、「関税で中国を追い出すだろう」とのこと…!
市場の大混乱は、投資の大チャンスだ。
我々が目指すべきは「リスクの最小化」
プロの投資家は肉食獣。
ツール駆使してガンガンリターンを取りに行く。
一方で、一般人の我々は、草食獣投資をしていくべきだ。
リターンを最大化するのではなく、リスクを最小化することを目指すべき。
リターンは高望みしない、年間リターン5%取れればOKと考えよう。
とるべき投資戦略は○○
これまで以上に、長期・分散の大原則に忠実に投資していくべきだと思っている。
日本株、米国、不動産 全部やるべき。
とにかく分散投資を徹底する。
不動産投資もまだまだいける
日本の大都市圏で立地の良い物件は、まだまだ魅力がある。
外国人からの人気が高い。
ニューヨークと比較し、東京は全然割安。
投資価値が非常にあると思っている。
過去と比較する「縦の比較」ではなく、世界と比較する「横との比較」も重要な視点。
ガンになり痛感した「保険の重要性」
去年ガンを患った。
医療費がものすごくかかったが、保険に入っていて救われた。
もしもの時の分散投資として、生命保険もすごく大切だと身をもって痛感した。
最後に
これまであまり積極的に「日本への投資」をしてこなかったけど、今回の岸先生の講演を聞いて
「日本企業の未来に、もっとかけていこう」
と思いました!
そして、アメリカの大統領選の動向を確認しつつ、投資の大原則である
「長期」「分散」
をこれからも変わらず続けていくこと。
株だけでなく不動産資産も所有していく必要性。
そして、万が一に備える「保険」も大切だということ。
本当に勉強になる、超濃厚な1時間でした!岸先生、ありがとうございました!
この記事が、あなたにとって少しでも参考になれば嬉しいです!
それでは。